2014年5月19日月曜日

シーズン前のコルフ島

雨が強く降る中、出発の準備。
出来るならこのパレオカストリッツァのお宿からソフィアに直接向かいたい。

が、それが出来ない…

コルフタウンからソフィア行きのバスがあるテッサロニキへ行くバスは毎朝8:15発の一本のみ。

このバスに乗るにはこの町からコルフタウンへの朝一のバスに乗っても間に合わない。

なのでコルフタウン近辺で一泊しないといけない…

後から思うと別のプランがあったと思うのだが…
この後色々な事が起こると知っていたら、少々値が張ってもこっちの計画を実行していたな、確実に。

残っているヨーグルトと金柑ジャムを食べ、コーヒーを飲む。


完食


荷物をまとめて、宿代をクレジットカードで支払わせて頂く。

1泊24ユーロx5泊

朝はほぼ毎日ビーチで一緒になった息子さんは出てこない。
まだ寝てるのか?

5泊も非常に快適に過ごさせて頂いたので、出発するのがさみしかった。

バス停まで送って行こうかというオファーを丁度、雨が止んでいたので断り、てくてく最後に坂を下る。
何度もひーひー泣きながら登った急坂も最後だと思うと愛おしい。

愛犬も旦那さんと一緒に付いてくる。

コルフタウンへのgreen busを待っている間にまた降り始める。今日の天気は一日中こんな感じのよう。



時間通りに9:15のバスに乗って出発。

結構混む。

パレオカストリッツァからコルフタウンまで1人2.3ユーロ
⬇︎どうして1枚2.3ユーロという紙を印刷しないんだろう?しょっちゅう値段が変わるからか?紙代を気にしないなら不正を防ぐ合理的な方法かも。



⬇︎バスから見た家。
(1階部分が倉庫に隠れちゃてるが)どうして1階は非常にキレイに完成してるのに2階が未完成のままでいられるのでしょうかね?


コルフタウンのバス停でまず、明日のテッサロニキ行きのバスチケットを購入。
これはクレジットカード使える。

コルフタウンで非常に大変だったのは安い宿が全く無い事!

宿をbooking.comで探しても無いので、日曜日の朝、8:15迄にバスターミナルまで行くことが出来るダシア (Dassia)に数個、候補を見つけたがこのシーズンまだ空きが多いようなので、取り敢えず今夜の宿無しでコルフタウン探索開始。

ネットに載っけてないけどなお宿があるかも?とちょっと期待。

一応バスチケットを発券してくれたおじちゃんに聞くと、バス付近のホテルを教えてくれる。
ホテルに値段を聞いたら55ユーロ。

予算は32ユーロなので大幅オーバー。

次にこの島特有の部屋貸しの看板を探すが無し。

客引き無し。

⬇︎インフォメーションオフィスも休み。日曜日は全くやる気がないみたい。平日も開いてるのか疑問…


カエルな結論1
コルフタウンにはやっぱり安い宿は無い。

荷物を預ける場所もない…
バスターミナルで預かってもらえたのかも?

カエルな結論2
コルフタウン観光は島のビーチに滞在してる間に日帰りで済ませておくべし。

欧米の皆様そうなさっているよう…

対した荷物ではないが、それでもあれば重い荷物を持ってコルフタウン観光開始。

⬇︎まずはどうしても見たかった石鹸工場、(パトーニス) PATOUNISへ。フランスからのお客さん。


丁度他にもお客さんがいたので予約無しでも工場見学をさせてもらえた。

ありがとう。

コルフ島のオリーブを使い、1891年に操業開始し、5世代引き継がれるオリーブ石鹸の技術。

オリーブソープは100%ヴァージンオリーブオイルを使用した石鹸。

グリーンオリーブソープはolive pomace oilというオリーブオイルを搾った後に出る粕から更に搾り取ったオイルで作られる石鹸。オリーブのクロロフィルが含まれるので殺菌作用がある。
でも、クロロフィルは光に当たるとどんどん緑色ではなくなっちゃうんだよね…切ると空気に触れてなかった中心はまだ緑色。


⬇︎石鹸のスタンプ


⬇︎カッター。
スタンプは失敗しても石鹸の値段に響かないけど、カットは斜めになったりしたらダメなんだって。
かつてコルフ島には石鹸カッターのプロがいて、他の職人さんより良いお給料で働けていたのだそうだ。

そうか。
私の石鹸がまっすぐに切れなくても余り気にしなくていいんだな。



お客さんは世界中にいるようだが、まぁ日本への輸出が一番らしい。

この日もスウェーデンから、うちのお店でも取り扱いたい、と言って訪ねて来てた人がいた。

他のお土産屋さんで売ってるのはオリーブ石鹸とは程遠いものばかり。でも、コルフ島のお土産として買って行く人が後を絶たないんだろう。

だから昔は沢山あった石鹸屋さんも今はもういない。
でも、今でも変な石けんはたくさん売られている。

⬇︎石鹸購入包装なし一個2ユーロ
洗濯石鹸一個1.9ユーロ

その後、旧市街を通り古い方の要塞へ。

旧市街は当たり前のお土産屋さんが多いのだけど、結構素敵なギャラリーも沢山あって楽しそう。

PostCard 2枚 購入1.8ユーロ


1人4ユーロ

⬇︎十字の所まで登ります。






⬇︎ここが十字の所。大粒な雨が降り始める。


雨が降ったり止んだりする中、だんだんと重くなってくる荷物と共に無事に観光を終え、途中スーパーマーケットでお土産を仕入れ、ブルーバス No7に乗ってダシアに向かいます。

コルフ島上陸初のブログでブルーバスのバス停位置がイマイチわかり難いと書きましたが、それはNo6の話。No7のバス停は最後まで非常にわかり安かった。統一性無し。

お土産 13.97ユーロ
クレジットカード使用

バスでダシアへ移動。
1人1.5ユーロ

が、ここからが大変だった…

最初の候補はPrimavera Hotel。
このホテル、booking.comでは当日予約出来て25ユーロ。予約しないでホテルに直接行って聞いたら、40ユーロ。朝ごはん無しで35ユーロ。

でも、booking.comで予約すれば25ユーロだけど?

それは何ヶ月も前に予約したらの話

うーん…

おじさんの思いは知らんが、実際は今この瞬間に25ユーロでこのホテルに予約入れられるんよ、私達。

このホテル、ロビーにWiFiあったから、そこでbooking.comで予約入れちゃって、振り向いて予約入れてあるんですけど…

って、よっぽど言ってやろうかと思ったがそんなお客を泊めさせたくないホテルには泊まりたくないので、そのロビーでもう一軒の候補だった25ユーロのお宿に予約を入れて移動。

せっかくGPSまで稼働させて、最寄りのバス停で降りれたってのに…

しかも、このちょっと間抜けなホテル一番コルフタウン寄りにあったんで予約したお宿まで結構歩く。荷物が重いぞ…

さて、ダシアのお宿2軒目。Booking.comの地図ではここだ、という家を見つけたが名前も出てないし誰も居ない。丁度私達が到着した時に車が出てったが…その時はここだとは確信なく見送ってしまった事を後悔。

大きなワン公がひたすら吠えてる…
覗けるフェンス越しの風景はネットで見たのと同じ。ここで間違いなさそうだ。

違う意味でやる気が余りないお宿。

30分ほど待ったら、車が一台来た。若いお姉さんが降りながら

まさか、booking.comで予約いれたんじゃないわよね?

そのまさかです。

いつ?

今日。

ちょっと待ってね
待ってくれれば直ぐに部屋準備するから。booking.comに載せただけで、まだ準備終わってないのよね〜

おーい。
コルフ島のゆる〜いお宿たちよ。
やる気がない時は予約受付中止にしておいてくださいよ〜

だけどもうヘトヘトな私達。

もう、眠れる場所が在るだけで幸せですから…

彼女の両親も戻って来て準備してくれた。
今日が彼らのレストランのオープンの日だったのでそっちが忙しかったみたい。

⬇︎これがそのお宿
名前など一切なし。


⬇︎ここから覗いてここがお宿だと確信。

⬇︎お部屋の前からフェンスを見ている


寒いからって、一つだけACある部屋に入れてくれたり、毛布を持って来てくれたりしてくれた。

かなり老朽化しているお宿ではあったが、安く20ユーロにまけてくれたのでただ明日の朝一のバスを待つだけの身としては大満足。

非常に田舎で七面鳥や鶏がないてた。

そして、更に夕食後には⬇︎の扉を内側から閉めたら出れなくなるというハプニングも発生。

普通は内側から同じ鍵を使って開ければ良いのだが、鍵穴に何かが詰まっていて鍵が入らない。

無理に開ければガキっと壊れて開くだろうがそこまでするのは最悪の時まで待たねば。

丁度、お姉さんがレストランに行くところだったようで通りかかったので

助けてぇ〜

お姉さん、合鍵探しに行くが見つからず。

こっちの鍵を隙間から渡す。
助かった…


夜通しワン公は吠え続けるわ、蚊は飛びまくるわで安眠は出来なかったが…

⬇︎ダシアのビーチ
折角なのでお散歩に。本土に向いているせいか、波は穏やか。海の家着々と準備をしていました。



散歩の途中で切手とお菓子を購入。
4.5ユーロ

⬇︎夕食
チョリソ食べ放題。
4.5ユーロ+2ユーロぐらいの夕食


シーズン前の準備時期とは言え、コルフ島の滞在したお宿、前日又は当日予約でしたがパレオカストリッツァのお宿はずば抜けてよかった。

しかも同じ価格で。

家族皆がゲストを迎えるのが好きなんでしょう。

動いて苦労して改めて実感する素晴らしさ。

本日の歩行距離
9.1km
18680歩

本日の使用額
69.77ユーロ
95.66㌦
9697円

xxx

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